日本には昔から、季節の植物をお風呂に入れた「季節湯(変わり風呂)」の習慣があります。
よく耳にする、冬至の「ゆず湯」や端午の節句の「菖蒲湯」、重陽の節句の「菊湯」の他にも、
12か月毎月の季節湯があります。
季節湯の歴史は古く、真言宗の開祖である「空海」が
平安時代に医療として始めたものだといわれているそうです。
これにちなんで、当館では毎月ふろの日(26日)に大浴場で季節湯をご用意いたします。
★2月は「大根湯」です。
乾燥させた大根の葉を布袋に詰め、湯口に浮かべます。
ミネラル類が豊富に含まれている大根は、保温効果に優れ、新陳代謝の促進効果もあります。
寒さが厳しい2月にぴったりの季節湯。
スタッフが大根の葉を丁寧に丁寧に、時間をかけて乾燥させてご用意しました。(写真が実物です)
ぜひお楽しみください。